世の中は一変しましたが、スターツ出版では、今年も新入社員が8名、元気に入社しました。また、育休から復職した方も数名います。4月の人事異動も出て、気分一新・・・といきたい所ですが、まずは「安全第一」。外出自粛、テレワーク体制と、今までとは全く違う「世の中」と「働き方」がスタートしたのです。ひとりぽっちで心細くしている人、感染の不安を抱えている人、育児兼務で苦労している人、Web飲み会で楽しく過ごす工夫をしている人、会社より集中して仕事をしている人、やむなく会社で仕事せざるをえない人・・・さまざまです。
スターツ出版の事業構成は、「おでかけ消費」対応が7割(東京マーケティングドメイン)、「巣ごもり消費」対応が3割(投稿コンテンツドメイン)です。当然、オズモールなど「おでかけ消費」対応のサービスには、大きな影響が出ています。一方、「巣ごもり消費」が増え、電子書籍や電子コミックの需要が増えています。
この後の展開について、私は3つのシナリオを、立てています。
シナリオ1は、「GW明けには落ち着き、外出自粛要請も解かれる」。
シナリオ2は、「夏まで引きずる」。
シナリオ3は、「年内いっぱいかかる」。
今のところのメインシナリオは「1」です。その際、ずっと我慢して家にいた人たちの気持ちの高揚と、行政の後押しもあり、「おでかけ消費」は一気に旺盛になることでしょう。(あくまで、新型コロナの収束が前提となりますが・・・)国内の旅行や飲食などの需要回復は一気に訪れます。その時は、おでかけや旅をお手伝いするオズマガジンやオズモール、メトロミニッツのブランドや送客サービスが、お役に立てるに違いありません。そのための準備を、社員全員テレワーク体制で進めます。もちろんシナリオ「2」あるいは「3」の可能性も否定はできません。その際は、それ相応の大きなダメージが考えられます。「スターツ出版は、大丈夫?」と不安に思う方もいるかもしれません。
でも心配は、全く無用です。今まで累々と利益を積み上げてきたおかげで、スターツ出版は、極めて堅固な財務体質となっています。(自己資本比率80%超、無借金かつ利益剰余金31億円)。
しかし、いずれにせよ、世の中は変わります。大きな時代の節目です。事業環境も大きく変化することでしょう。私たちの働き方も変わるのです。本格的な「働き方改革」です。今のテレワークを通じて、私たちは変わらなければなりません。これからの新しい時代に踏み込むには、後ろを見てはいけません。自分のチカラを信じて、とにかく前を向く。そして、新たな時代と世界に、一歩踏み出す勇気を持つことが大事です。
当社の今期テーマは、「ONE TEAM」。全員一丸で、乗り切ります。そして、皆で新たな時代に踏み込む覚悟です。これからも、スターツ出版をよろしくお願いします。
「新型コロナなんかに、負けるな!」
スターツ出版株式会社 代表取締役社長 菊地 修一