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2021年12月期は過去最高の決算となりました。

2021年12月期決算は、売上高55.9億円(前期比126%)、営業利益8.15億円(前期比482%)と過去最高の決算となりました。株主の皆さまをはじめ、すべてのステークホルダーの皆さまに御礼申し上げます。

コロナ禍の影響はありましたが、環境変化に迅速に対応できたことが、この結果の要因と考えています。もっとも影響を受けやすい「お出かけ支援」のメディアソリューション事業の落ち込みを極力抑え、巣ごもり需要に対応する書籍コンテンツ事業に注力したことが、大きな成長につながりました。また、テレワーク体制で効率的に業務を進め、新たな価値の創出に尽力した社員の頑張りにも感謝です。

とくに書籍コンテンツ事業では、この2年間で5つのレーベルを新創刊することができました。なかでも「野いちごジュニア文庫」は、児童文庫市場の中でも、わずか1年で大手出版社の牙城に食い込み、直近のトーハン(TONETSi 1月30日調べ)による出版社別シェアで、トップ100位の中の作品本数で3位に躍進しました。また、弊社初の男性向けコミック「グラストCOMICS」も、電子コミックサイトにて、新作が次々とデイリーランキング入りをしており、当初の予想を上回る売れ行きで、今後の発刊点数拡大とあわせて楽しみな展開です。

この4月、弊社はスタンダード市場に移行する予定です。徐々に個人株主数や流通株式比率も増えており、このたび「中期経営計画」を発表いたしました。その計画の成長戦略として、

1. 穏やかで、伸び伸びとした、社員の成長が持続できる企業風土
2. 信頼され、時代の変化に応じた、商品とサービスを、次々と提供
3. 企業価値を上げ、一人でも多くのステークホルダーに喜びを

という基本方針を掲げました。業績としては、3ヶ年後の2024年12月期に売上高66億円、営業利益12億円、営業利益率18%をめざします。コロナ禍に翻弄されるのではなく、環境変化に柔軟に対応することで、一歩一歩着実に、歩みを進めてまいります。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

※業績数字につきましてはIRコーナーをご覧ください >>https://starts-pub.jp/ir

スターツ出版株式会社
代表取締役社長 菊地修一

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