新年明けましておめでとうございます。コロナ禍に翻弄されながら、まもなく2年が過ぎようとしています。今年はどんな年になることでしょう。
さて、年末年始を利用して、弊社はオフィスを大改装しました。リモートワーク体制として、一昨年春より週2〜3日の出社体制を継続していますが、会社の勤務時間に縛られることなく、家庭の都合にも合わせて働けることで、生産性が上がり、おかげさまで業績も向上しています。プライベートや家庭の時間をきちんととりながらも、仕事には集中する。コロナ禍の中でも獲得できた、良い変化なのかもしれません。業務改善の一方で、「人と人とのコミュニケーション」がやや希薄になった感は否めません。出社しても隣チームのメンバーがいなかったり、全社的な飲み会やイベントもほぼなくなりました。何気ない“雑談”から、思わぬアイデアが生まれたり、発見があったり、そういった刺激によって、人は次第に成長していくものです。コミュニケーションは、クリエイティブな仕事をする私たちにとってとりわけ大事な要素です。
そこで、新たなオフィスは、コミュニケーションがとりやすい環境づくりを心がけました。ソファで談笑するスペースを広くとり、フリーアドレスでも、隣に座った人とすぐ会話ができるような工夫もしています。出版社ですから“本棚”も広く大きく作りました。リモートワーク中の人との打ち合わせや、オンラインでの商談用に“個室スペース”もたくさん用意しました。
気分一新したところで、今年のスローガンは、「未来を、自ら、切り拓こう!」です。未来といっても、10年後、数年後、いや明日も未来ですが、流されるだけ流されて、気がついたら歳だけとっていたのでは、人生つまらない。自分の手で、次なる未来を切り拓く。小さなことからでもかまいません。意識するかしないかで、未来は大きく変わっていくのではと思います。
弊社では昨年末、「スターツ出版未来プロジェクト第一回」と称して、社員から新たなサービス・新規事業の提案を募るイベントを実施しました。入賞作品をはじめ、実現できそうなものがたくさんあり、順次形にしていく予定です。こちらも毎年継続していくことで、未来の新たな礎としていきます。
2022年、全社員でスターツ出版の未来をつくっていく元年といたします。今年もどうぞよろしくお願いします。
スターツ出版株式会社
代表取締役社長 菊地修一