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『鬼の花嫁』ロングランヒットの可能性。

先般公開した第2四半期決算説明会資料でも触れました、『鬼の花嫁』の紙コミック1巻、並びに文庫本の続編『鬼の花嫁 新婚編〜新たな出会い〜』が、8月26日(金)に発売となります。

紙コミック1巻の初版が10万部、文庫本の続編初版が5.2万部と、弊社では近年にない部数となります。すでに多くの書店様からご注文をいただいており、読者の強いニーズが背景にあると考えています。私もこの数ヶ月、全国の主要書店を訪問しましたが、書店員の方から「弊社の書籍が売れている」という嬉しい話と、「『鬼の花嫁』のコミックはいつ発売ですか?」というお客様からの問い合わせがとても多いと伺いました。

この作品は、弊社の投稿サイト「ノベマ!」に投稿された小説をまず文庫本として発売し、その次に電子書店「コミックシーモア」で小説を原作とした電子コミックを配信いたしました。小説の文庫本は現在5巻まで発売され、すでに累計57刷50万部を突破。電子コミックは、「コミックシーモア」の月間総合ランキング1位をなんと4ヶ月連続で獲得し、人気作品になりつつあります。

内容は「運命の出会いから始まる和風あやかしシンデレラストーリー」。「コミックシーモア」の口コミにも4000件を超える投稿があり、「絵がキレイでストーリー展開に引き込まれる」「続きが待ち遠しいと思っていたら、本屋さんに文庫本があって、全巻買っちゃいました」といった好意的なコメントに溢れています。電子コミックの読者がストーリーの続きを知りたくて書店で小説を購入するという、電子コミックと紙の本が、シームレスに読者を広げているという流れが生まれています。弊社の書籍コンテンツビジネスの特徴は、デジタルと紙の循環で読者を拡大するというものですが、まさにその流れがヒットにつながっています。

電子コミック1話は毎月配信。電子コミック6話分で紙コミック1巻になります。文庫本1巻は紙コミック3巻分の原作となるため、文庫本5巻を紙コミック15巻分として制作するには単純計算で7年。文庫シリーズは今後も続刊予定で、順調にシリーズ作品が発売され、アニメ、映画などの映像化に繋がっていけば、さらなるビッグヒットとなる可能性があるのではと考えています。

今までたくさんの書籍・コミックを発売してきた弊社ですが、改めて「感動プロデュース企業」として、読者のハートを捉え、長く10年以上続くようなビッグタイトルを育てていきたいと考えています。ぜひ、ご一読を!

スターツ出版株式会社
代表取締役社長 菊地修一

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