雑誌編集

仕事で学んだのは、「こだわりを持つこと」
「ぶれない判断軸を持つこと」の大切さ

 

■オズマガジンを通じて、想いを全国へ届ける事ができ、人の役に立てるかもと思った
就職活動中、家の本棚にある雑誌の出版社を端から順に受けており、当時、オズマガジンの姉妹誌として発売されていたオズマガジンプラスの「整理術」特集でスターツ出版を知りました。入社を決意したのは、卒業旅行で瀬戸内にある豊島へ行ったとき。「産廃の島として悪名高かった豊島がアートにより蘇った」と島民が嬉しそうに話をしてくれて、大変感銘を受けました。本島に戻るため小さな船乗り場へ行くと、そこにはボロボロになったオズマガジンのアート特集が。この会社に入ったら島の人たちのような想いを全国へ届ける事ができ、私でも人の役に立てるかも、そう思った瞬間でした。

■広告営業を経て、オズマガジン編集部へ
入社時の配属は、編集ではなく、広告営業の部署。オズマガジンやオズモールなど、スターツ出版のメディアを通じて、クライアントの課題解決の提案をしていました。ミラーレスカメラの広告で、オズマガジン横浜特集連動の「カメラ女子横浜さんぽ」を企画したり、「競馬女子」を増やす「ウマジョ企画」を提案するなど、企画を考えるのは楽しかったです。その後、オズプラス編集部を経て、現在は、オズマガジンの編集をしています。ライター、カメラマン、スタイリスト、モデル、ヘアメイク、デザイナー、たくさんの方の力を借りて、ページを整えていきます。必要に応じて自分で文章を書いたり、撮影に必要なものを購入したり、イラストを描いたり。何を伝えたいのか、どう表現すると良いのか…明確にしなければ読者には届かないので、目の前にいる相手へ話して伝える感覚で、いつも誌面の内容を考えています。

■だれかの役に立つものを作れるよう、誠意をもって仕事に向き合いたい
仕事で学んだのは、「自分の仕事に納得しこだわりを持つこと」「ぶれない判断軸を持つこと」の大切さ。以前、大好きなイラストレーターさんに「婦人科の記事に、ゆるりとなごむイラストを」とイラストを依頼しました。ところが「自分は男だから女性の気持ちが分からないので、なんとなくしか描けない」とお断りを受けたのです。イラストの可愛さのみを考えていた私は、安易に依頼してしまったと深く反省しました。スタッフはみんなプロ。もちろん自分もです。「相手が求める事に叶い、自分も納得できるクリエイティブを返す」という、仕事に対するこだわりを忘れてはいけません。
また、読者に何をどう伝えるのかを考えるための判断軸を磨くことも、編集者としての個性や強みになり、自分の仕事のこだわりにつながります。そのために必要なのは普段から沢山の文章や写真、表現に触れ、経験し知識を増やすこと。いつか自分が心から納得でき、それがだれかの役に立つようなものを作れるよう、今後も誠意をもって仕事に向き合っていきたいです。

自分が考えたり実際に携わったものを読者が手に取り喜んでいる瞬間に立ち会えると、本当にうれしいです。イベントで東京の30エリアのMAP付きノート「よりみちノート」を楽しそうに読者が使っているのを見たときは、涙が出そうになりました。